【占い】との出逢いについて🖋

幼い頃から目に見えない世界に興味を持ちながらも【占い】は私にとって全く興味の無いものでした。 双子の妹や友達(特に女子達)はみんな目を輝かせていたにも関わらず、私は【占い】を当てもの、紛いもの、怪しいもの、インチキくさいもの、という捉え方をしていました。今思うとそれは【占い】そのものよりも占い師に対する私の持つイメージが良くなかったからかもしれません。

しかし20代・・・【占い】の世界に関わることになってしまうとは思いもしませんでした。 

 

今から23年前の1999年(平成11年)、27歳になって間もない夏のことでした。それまでゴルフキャディーや事務職、クロス(壁紙)職人などと目の前にきたものを夢中でやっていましたが、〔自分は本当は何をして生きるべきなのか、本当にしたいことは何なのか〕について常日頃考えては悩んでいました。

たまたまお会いした母親の友達の面白いおばさまから「いっぺん騙されたと思って行ってみー!」と勧められ、紹介された日本易学院に行くことに。(大阪の本町にありました)

 

その時【占い】鑑定をしてくださった学院長・金澤光叡先生が使われたのが、私が長年使っている数理運命学(生年月日時と名前の画数を1から9の数字に置き換えて鑑定する)という占術でした。

生年月日と生まれ時間、名前を伝えただけで、私の持って生まれた性格や仕事、健康面、身内やご先祖様のことなどを話され、未知の部分も含めて概ね納得のいくもので驚きました。が、私が一番知りたかった〔本当の適職や使命について〕は曖昧だったので、最後に「それで先生、私がすべき仕事は一体何でしょうか?」と尋ねたら「あなたは適職なるものを既に全部やってきてるからな、やれば何でもできるから難しい。まぁ何をやってもいいが迷い症やからな、自分がこれやと思うものがあればそれをやっていけばいい」と。実際に好きなものや縁のあることは、仕事にしていなくても趣味やボランティア等でほぼ関わっていたので、先生ももう言うことがないという感じでした。(あとはどこにどれだけの情熱が向けられるのか、それは自分次第ですもんね)

 

鑑定で使われた数理運命学について、〈なにこれ、数字でなんでわかるんやろ、すごいな。霊感も必要やろけど、え、学問かいな。勉強したら私もわかるようになるんかな?〉と思い、机に置かれてあった何冊もの高価な数理学の本を「全部買わせてください」と院長先生に頼みました。すると金澤院長は「こんなもん読んだだけでは難しーてわからんから、明日から教室に来なさい」と言われました。

こうして翌日から毎日のように弁当を持って易学院に通い、朝から晩まで【占い】の勉強をすることになったのでした。

この時の仕事は自営業でクロス職人をしていましたが、現場仕事が少ない時期とうまく重なり、約100万円の高い授業料も職人で貯めたお金のお陰で納めることができてスムーズに易学院に通え、普通科、中等科、高等科、師範科の全課程を4ヶ月で卒業しました。

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小学生から教会、中高はミッションスクールに通い、道徳や倫理の授業が特に好きだった私は、易学院での勉強が進むごとに「この学問はもっと早く知りたかったな」と思うようになりました。「なぜ学校教育に【易学】が入っていないのか?」と疑問に思うほどでした。学校で習う普通の学科も大事ですが、自分自身のこと、家族のこと、日々関わる人達のこと、人間ひとりひとりのことと自然や宇宙との関わりを誰もが学び知っていくことで世の中は対立や戦争が無くなり、もっともっと良い世界になるだろうと思いました。(悪用もできるでしょうが、それは基本であり源である宇宙のこと、神のことがわからないからできるのであって非常に悲しく恐ろしいことです)

 

易学院で習ったのは数理運命学、四柱推命、九星気学がベースで、風水、家相、墓相、印相、姓名判断は全体にさらりと習う感じでした。

手相、人相は、手当たり次第に読んでは実践を繰り返して独学で学びました。

子供の頃、特に怪しく感じていたタロットは、歴史的背景に関わる本から手当たり次第読むうちに薔薇十字団(秘密結社)について知り強い興味を持ちました。スクールで教えたり当初は鑑定でもタロットカードを使っていましたが、私の鑑定スタイルに合わず、段々と使用しなくなりました。

 

長年独学だった手相と人相をプロの先生についてきちんと学び直そうと、20196月に手相学を大仏龍鳳先生から、7月に人相学を朱麗華先生から学びました。

同年11月、第二回観相学検定試験(主催 公益社団法人 日本易学連合会)手相学の初級と中級、人相学の初級と中級の計四つの検定試験を受けて全てに合格しました。

この試験は覚えるものが多く、引っかけ問題もあり一部難しかったのですが、とにかく学生のように勉強しました。今でもそれらのテキストやノートを活用し実践に活かしています。

 

2020年の新型コロナウイルス感染症の影響で、占いイベントもかなり少なくなりましたが、イベントで一日中沢山のお客様と接すると、この仕事をしてきて本当に良かったなと毎回嬉しくなり感謝の思いがあふれてきます。今まで色んな勉強をしたり実験をして身に付いたものや、散々失敗を繰り返してきて得られたものが、こんなに人様の役に立つとは、辛かった昔には思いもしませんでした。

 

最後に、私を【占い】の世界に誘ってくださった日本易学院、金澤光叡院長先生が、最初の授業で教えてくださった言葉を記しておきます。

「日本に生まれたことに感謝しなさい。世界では戦争したり食べ物がなく飢えて苦しんでる人が沢山いる。日本に生まれたということは、それだけでありがたいこと。だからいつも感謝の心を持って生きなさい。」

 

「改運なくして開運はあり得ない

既成概念を打破し

他人から見たもう一人の自分を知ることが

幸運につながる」

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